金澤尚子女史が、この度の震災で遭遇された(巻き込まれた)とある出来事のまとめ
MTGユーザーなら知っている人も多いかと思われる、漫画家の金澤尚子女史が、この度の震災で遭遇された(巻き込まれた)とある出来事です。
くれぐれも念を押しておきますが金澤女史は「巻き込まれた」側です。
なお、このような行為は実際の現場で活動されている方々を侮辱するにも等しい行為です。くれぐれも同様、類似の行為をなさりませんようお願いします。


金澤女史の許諾を頂いたので、転載させていただくことにしました。PC等、の方はまずこちらをお読みください。当時のリアルなTLのまとめです。
ボランティアという名のモンスター隣人
http://togetter.com/li/111193
そして、まとめでは説明しきれてない部分を追加しつつツイートされているので、携帯の方はこちらをお読みください.

~ここから~
午前7:00頃友人から「物資を提供して欲しい」との電話が来る友人は「私は電話をかけろと言われただけで分からないから、かわる」と電話をA夫婦妻(仮)に変わる(横に居て誰にかけろと指図していた様子)
A夫婦とは、犬の散歩の際、時々顔を合わせる程度のつき合いで、私は電話番号も名前も知らない。知っているのは犬の名前くらい。向こうも私の名字すら知らないと思われる。
Aさんに「個人で届けるのですか?」「許可とかあるのでしょうか?」と質問したところ、かなり興奮した様子で「若林地区の友人と連絡がついたが、ずぶぬれで着るものが無く可哀想」「一刻も早く暖かい毛布を届けたい」「下着でもなんでもいいから出してくれ」とまくし立てられる
更に「ボランティア団体とは話がついている」「高速は通れないが裏道を調べた」と言うので「TVやネットなどで個人のボランティアは危険だと言われているけれど大丈夫ですか?」「二次災害とか怖いし帰れなくなってしまうのでは?」と質問するも「そんなこと分かってます!」と強い口調で遮られる。
また、別の犬友達にも電話を回すように言われ「12:00に公園に物資を持ってこい」と言われ電話を切られる。
相手がかなり興奮しているのと、ボランティア団体に話がついたというのがひっかかりネットなどで正規受け入れ先などを調べると共にツイッターで質問を開始。
公園には既に多くの方が物資を持って到着しており、車も2台来ていた。肝心のA夫婦を捜したがその場には居なかった
聞いてみるとA夫婦と比較的仲の良いBさんが車を出し、公園に集まった物資をA夫婦のいる場所に届けそこで物資の仕分けをすると言う。仕方ないので電話をしてもらい、いくつか質問するがA夫婦妻は「旦那は言い出したら聞かない」と言う。
肝心のボランティア団体の名前も友人の避難場所も教えて貰えず。
二次災害や迷惑になるなど、できるだけ相手を否定、刺激しないように伝えたつもりだけど電話だし完全に相手が興奮しているのと間に挟まってしまったBさんの立場や物資を持ってきた他の方の気持ちなど考え、とりあえずプリントアウトを渡してもらい読んで貰うようにお願いした。
もやもやした気持ちでいたが「とにかく物資を渡せ」の言葉に皆がそれぞれの物資を渡したが、その際またA夫婦から携帯で「仕分けを手伝う人間をよこせ」との指示がある
そこで、私は何人かの友人と離脱。ここで「被災地の迷惑にならなければいいけれど」「本当にボランティア団体の許可があるの?」など疑問の声が上がるが調べる術ナシ。
仕分けに呼ばれた方から子細な情報が入る「生米が多く車に入らない」「古着など沢山集まったが、まだ物資が届くらしい」「A夫婦は『一声かけたらこんなに集まった』とはしゃいでいて不愉快」「仕分けが終わっていないのに、もう帰っていいと帰された」など
17:00頃、私が個人的に親しくしている自衛隊の方から「緊急車両以外道路封鎖」「受け入れ無し」の返事が来る。
もう出発してしまったかな?と思いながら再度「余震などもあるし、やはり道路は封鎖されているようなので改めてみては?」とBさんに電話してみるが「もうA夫婦は出発する気だし、何を言っても無駄」とばっさり
更に18:00頃車に全部積めないとのことでレンタカーを借りる借りないでバタバタしていたらしいが、既に私の手が出せる感じでは無いのでツイッターにて「モンスター隣人怖い!」と叫んでいた。
14日朝10:00頃、朝のお散歩組からメール「どうも出発はしたらしい」とのこと「夕方のお散歩で詳しいことを話したいので時間を待ち合わせませんか?」と言われ16:00に待ち合わせ。
A夫妻の「若林地区に友人がいる」「ボランティア団体に連絡が付いた」というのは嘘だった。
Bさんがお散歩に来たので「結局たどり着けましたか?」と質問、数人で集まってお話を聞く。「朝の4時頃宮城の中学校に着いて物資を渡した」「高速が使えたからスイスイ行けたみたいよ」とのこと。
「道路封鎖して無かったの?」「お友達は?」の声にBさんからA夫婦の取った行動を説明され全員絶句。
模倣犯(というのか?)が出る可能性を考えてA夫婦の取った行動を詳しくお伝えするのは止めたい。けど、ぶっちゃけ「ちょっと犯罪じゃない?いや、ガチ犯罪じゃないの?通報したらいいの?」というレベル。
Bさんが去った後、隣にいた友人らが「・・・あたし、胃がひっくりかえりそう・・・」「犯罪に加担してしまった・・・」「どうしよう・・・」「なんであんなに誇らしい顔で・・・」と絶望的な気分になっていき涙目。
正直、A夫婦は衝動的に善の心で突っ走っただけだと思っていたのですが、甘かった。すべて計画の元の行動でした。「自分たちが気持ちよくなりたいため」に物資を集め感謝されたかっただけなのです。
A夫婦らが用意したのは何一つありません。犯罪なんじゃないの?という準備物もBさんに用意させてました。もちろん被災地に届ける物資もA夫婦は何一つ用意していませんでした。車もガソリンも借り物でした。
これが私のモンスター隣人体験です。現在被災地の復興の見通し、原発の事、計画停電などの多くの情報で混乱に陥ってる方も多いと思います。ですが、一呼吸おいて「よかれと思って犯罪」だけはやめて頂きたいと思います。なにより被災地の方が自分たちの為に犯罪を犯して欲しいと思うでしょうか?
A夫婦とBさんとは距離をおきFOすることにしました。しかし、またA夫婦が何かやらかしたら通報したいと考えています。市民の義務として。
長々とすいません、まとめていただいてからモンリン関係TLの質問を多く頂いたのでまとめてつぶやきました。
~ここまで~

いかがでしたでしょうか。
感想は皆さんにお任せします。重ねて申し上げますが、くれぐれも同様、類似の行為をなさりませんようお願いします。



興味が出た方は以下の記事も併せてご覧ください。
【正論速報】西宮市議「ボランティアは邪魔」「送られてくるものは千羽鶴と同じゴミ」※このような状況だからこそ、絶対に目を通して欲しい記事
http://magmag29.diarynote.jp/201103150017127761/

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